• キューピクル受電盤・配電盤・各種制御盤の設計から板金、塗装、電気組立をトータルで一貫生産

生産ライン

設計から出荷まで、一貫性のある生産ラインで信頼性の高い製品を生産しております。

設 計

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担当営業より図面の仕様書・発注書をもらい図面作成に着手していきます。
オートCADを用いて関係法令やお客様の仕様に合致しているか検討しながら作図します。
図面完成後、設計担当者一人一人が責任を持ってチェックし、お客様へ承認図を出図します。
その後、図面変更依頼をいただきながら検討を重ね、お客様より製作許可の承認を受けて初めて工場へ製作用図面を提出します(この際、仕入担当者へ部材手配書の指示も出します)
工場製作完了後工場製作者が動作試験を行う際、設計担当者が製品を目視しお客様の要望や図面の意図が正しく製品に盛り込まれているかを確認しています。

板金切込

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板金切込は3つの作業から成り立っております。
(1)計算…PC(AP100)を使用し函体図面より展開図面を作成し、各種鋼板(鉄・ステンレス等)の板取作業(定尺1枚の鋼板へ各パーツを割付)を行うと共に、設計課で作成した図面データを共用し機器の細かい加工においても対応しております。
(2)タレパン…計算で作成したデータに従い、シャーリングを用いて鋼板を適正寸法に切断し、NCTにより自動で丸・角型金型を使用し鋼板加工をしております。
板厚も各種ある為、適正金型へ交換を行いながら作業を行っております。
(3)プレス…タレパン加工が終了した鋼板をL型・コの字型へ曲げていき、函体の分解形状原型を作り上げていきます。寸法・形状も様々で一つの函体を製作するにあたり複数のパーツを用いております。(大きいもので2mを超えることもあります)

板金溶接

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切込作業を行った鋼板の他、鋼板(L型・コの字型・丸棒・平型等)を用いております。函体の形状も異なり凹凸もあるため溶接個所を駆使しアルゴン溶接・アーク溶接等にて各パーツを組み合わせ堅固な一つの函体として完成させていきます。
中にはステンレスを使用し表面塗装を行わないヘアライン仕上がりがあり、高い技術力が要求されます。

塗 装

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研磨・塗装には2つの作業があります。
(1)研磨…組立完成した函体に対し、脱脂(鋼板表面の脂分の除去)及びパテ作業(表面の凹凸を埋め平らに表面研磨)を行い、塗装密着の向上を図っております。
(2)塗装…現在、塗装主体が紛体塗装となっており、粉状になった塗料を静電気を利用し付着させ、180℃で加熱することで溶着し仕上げております。
また、お客様からのご要望による指定色、又は耐塩性・耐錆性の高い塗装へ仕上げる為液体状の溶剤を用いることもあります。
ガス釜の中で温度・時間を管理し各使用塗料に対応しております。

電気組立

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キュービクル式配電盤・電灯分電盤・動力制御盤・計装盤・弱電端子盤等があり、(使用電圧も高圧6.6kVから低圧12Vと様々)交直流を交えて用途に応じ、銅帯・電線を選別し一つの盤として組立てていきます。(大型キュービクルにおいては幅10m程にもなります)
製作担当を一つの盤ごとに割り当てし、一人でゼロから組立完成まで行い通電動作試験まで一貫して作業しております。
そのためにも、社内で教育資料を作成し、定期的に教育指導を行っております。
技術向上を図るとともに第一種電気工事士他、各資格試験取得を推奨しております。


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